臨床ケース

頭・首・顎の症状

頭痛と肩こり

|30代|女性|事務|

高校生のころから、頭痛もちで、キーンキーンとした鋭い痛みがある。同じ時期から、肩こりもあり、両肩にあるが特に左のほうが強く感じる。

特に忙しかったり、ストレスがたまるとひどくなる感じがする。 仕事ではノートパソコンをよく用いているが、書くこともあり筆圧が高い気がしている。

鍼灸に1年くらい通ったが、あまり良くならなかった。

姿勢検査では、特に座位での腰の円背(腰猫背)が目立ちました。首の可動検査では屈曲(前に倒す)で左肩甲骨付近が張り、左側屈(左に倒す)と左回旋(左にまわす)では右側の筋肉が張って動きづらくなっていました。

整形外科学的検査では特に問題ありませんでしたが、神経学的検査では左の腕の触覚が右に比べて強く感じるようになっていました。

首や肩周辺の筋肉は緊張しており、特に首と頭の境の緊張度が強くなっていました右側の筋肉が張って動きづらくなっていました。

この患者さんの場合、学生のときから姿勢が悪く、首や肩に負担のかかる状態であったために、筋肉の緊張や関節の動きが悪くなり、症状が生じたと考えられました。
また、社会人になり仕事上のストレスも増えたことにより、姿勢の悪さに加えてストレスによる筋肉の緊張が拍車をかけたと思われます。

特に頭と首の境にある筋肉の緊張を緩和して、首の関節の可動性をつける施術を行い、良い姿勢のアドバイスを行いました。

3回目の施術で症状は消失したように思われましたが、その後も症状に波があり繰り返されたため継続的に施術を行い、14回目の施術で改善されました。
現在、1~2ヶ月の間隔で予防のため来院されていますが、繰り返し生じていた症状はないようです。
(No.17)

院長の写真

担当カイロプラクター

HANDS-ONカイロプラクティック 院長
宮本哲治

日本で数少ないWHO基準を満たす正規のカイロプラクター。
腰痛、肩こり、頭痛など何処に行っても良くならない痛みやしびれを自然治癒力を高めて改善に導いている。
また、プロスポーツ選手などの症状改善やパフォーマンス向上のための施術を行う。