臨床ケース

スポーツの障害

大学生の右肩と肘の痛み(硬式野球)

|10代|男性|大学生|

1か月半前から、ボールを投げると右肩が痛くなり、投げ終わっても痛みの余韻が残るようになった。
かばうせいか1週間前くらいから腕や右肘も痛くなってきた。

1か月前、整形外科でレントゲン検査とMRI検査を行い、医師から「少し骨に炎症があり、悪くなる兆候がある」と説明され、3週間の投球禁止を告げられた。

投球を再開したが6割程度のスローイングでも痛みが出てしまうので、痛みがなく万全の状態で野球がしたいと思い、部活の先輩の紹介で来院。

ポジションはキャッチャーで、2か月前から二塁送球の練習が急増した。
また、中学2年生の時、右肘の離断性骨軟骨炎の手術をしている。

右肩周辺の筋肉は緊張しており、圧痛がありました。右肩の動きの検査では、屈曲でひっかかりを感じ、外旋で痛みが生じていました。また、三角筋の筋力が低下がみられました。

スローイングの練習が多くなり、肩に疲労が蓄積して筋肉などがしっかり働かなくなり生じていると考えられました。また、手術した右肘も万全ではないため、少しずつ肩に負担をかけていたと思われました。

そのため、筋肉をしっかり働かせる目的で、各々の筋肉を支配している神経を正常にするために背骨の矯正をおこないました。

施術後、肩を動かしても痛みは無くなり、ボールを持って投球動作を行っても痛みは無くなり、さらに肘の手術後動きづらかった肘の屈曲がやりやすくなり驚かれてました。

3日後の来院では、練習で5球くらいはしっかり投げることができたが、それ以上は違和感が出てきた。その後2回の施術を行ったあとの練習では、特に問題なく投げることができるようになった。
今後は、本人の希望で、よりパフォーマンスを向上させるために継続的な施術(メンテナンス)を行う。
(No.89)

院長の写真

担当カイロプラクター

HANDS-ONカイロプラクティック 院長
宮本哲治

日本で数少ないWHO基準を満たす正規のカイロプラクター。
腰痛、肩こり、頭痛など何処に行っても良くならない痛みやしびれを自然治癒力を高めて改善に導いている。
また、プロスポーツ選手などの症状改善やパフォーマンス向上のための施術を行う。