臨床ケース

女性特有の症状

妊娠中の便秘

|20代|女性|OL|

妊娠6ヶ月くらいから、便の回数が減りはじめ、妊娠7ヶ月には便秘になった。
最近は、良いときで3日に1度、ひどいと1週間くらい出ない日がある。

つわりは軽く、今のところ腰痛やむくみなどの妊婦にあるマイナートラブルはほとんど経験せず、母子ともに健康であると産婦人科の先生に言われている。

妊娠前には、便秘らしい便秘になったことはなく、これが初めてである。

妊娠中の便秘はよくあるマイナートラブルの1つで、通常は胎児の成長に伴って子宮が腸を圧迫したり、ホルモンの関係などが言われています。
また、運動不足や栄養の偏りなども言われています。

カイロプラクティックでは、それらに加えて、腰部や骨盤などの関節の動きの悪さ(イメージしやすく言うと歪み)や神経の働きの低下なども考慮に入れて検査、施術など行います。

この患者さんの場合も、腰部や骨盤の関節の動きが悪く、 神経に悪影響を与えているために腸の働きが悪くなり、便秘になったと考えられました。

緊張している筋肉の緩和や腰部に可動性をつける施術や骨盤矯正などを行いました。 2回目の来院の際に、快調であったとのことで、便秘は解消されました。
しかし、妊娠9ヶ月に入ったころ、また3日くらい便秘になったため、来院されましたが、同様の施術を行い、解消されました。




妊婦さんの場合、身体が妊娠前と変化するため、個人差はあるものの様々な問題が生じてきます。症状があっても、おなかの赤ちゃんのために薬を避けたい方が多いようです。

この便秘の解消には、薬を使わなくても、 通常言われているような食事の改善や軽い運動を増やすだけで改善されたり、カイロプラクティックのような薬を使わない施術で改善される場合が多いのも事実です。

お母さんの我慢は、おなかの子にも伝わります。
我慢せず、便秘解消のためにチャレンジしてみましょう。
(No.23)

院長の写真

担当カイロプラクター

HANDS-ONカイロプラクティック 院長
宮本哲治

日本で数少ないWHO基準を満たす正規のカイロプラクター。
腰痛、肩こり、頭痛など何処に行っても良くならない痛みやしびれを自然治癒力を高めて改善に導いている。
また、プロスポーツ選手などの症状改善やパフォーマンス向上のための施術を行う。