臨床ケース

スポーツの障害

右膝の痛みとひっかかる感じ(高校サッカー)

|10代|男性|高校生|

約1か月前サッカーの部活中、右膝の痛みとひっかかりを感じ、2週間前から走れなくなった。

その前には、プレー中に左足のすねが痛くなり数日で消え、次に右足のすねが痛くなり数日で消えていた。

病院では『半月板損傷』を疑われたが、別の整形外科では「半月板も靭帯の損傷もない」と言われた。

中学生くらいから腰痛もある。

県外のサッカー強豪校で寮生活のため、休みを利用して実家のある広島での通院となった。

右膝のお皿の下や外側に圧痛があり、足の筋肉が緊張して痛みを伴っていました。足だけでなく、腰や首まで全体的に硬さが見られました。
屈伸は深くまでできず、膝の屈曲(ひざをまげる)は90度で痛みを感じました。

靭帯や半月板などの組織は正常なため、膝の症状の直接的な要因は周辺の筋緊張と考えられました。それを引き起こす原因は身体全体のバランスが崩れていることだと考えられます。

そのため、背骨や骨盤の矯正を行い、神経が正常に働けるように全身を整えることから始め、膝周辺の筋肉の緩和などを行いました。

また、寮で出来るエクササイズなどのアドバイスを行いました。

1回目の施術後から痛みや引っ掛かりが無くなり、屈伸が深くまでできて、膝の屈曲もうつぶせの状態でかかとがおしりにつくまで改善しました。

その後、部活復帰へのメニューで症状がでるもの(ジョグ→ジョギング→ダッシュ→切り返し→対人プレーなど)をクリアしながら、5回目の問診では通常の練習に復帰できたということでした。

また、メンタル面の強化も行い、苦手意識や苦手なプレーを克服していきました。
(No.90)

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担当カイロプラクター

HANDS-ONカイロプラクティック 院長
宮本哲治

日本で数少ないWHO基準を満たす正規のカイロプラクター。
腰痛、肩こり、頭痛など何処に行っても良くならない痛みやしびれを自然治癒力を高めて改善に導いている。
また、プロスポーツ選手などの症状改善やパフォーマンス向上のための施術を行う。