背中・腰に関する症状
首から腰にかけて背中の張り感
|30代|女性|OL|
首は10年、肩こりは約5年前から始まり、張った感じや凝った感じが強い。
背中は肩甲骨の内側から腕まで張った感じとボワーっとした感じがある。
仰向けで寝ていることが辛く、横になって身体を丸めていると楽に寝ることができる。
姿勢検査において、首が前傾し前方に出たように見え、座ると円背(猫背)が目立ちました。頚部の可動域は、回旋(回す)の可動性低下と屈曲(首だけのおじぎ)動作において上部胸椎周辺に張り感を再現しました。
整形外科学的検査では陽性はなく、神経学的検査では、両手のC7領域にくすぐったい感じがありました。触診では特に棘上筋と菱形筋に緊張と圧痛がみられました。
患者さんは仕事中パソコンに向かうことが多く、常に猫背ぎみで顔を突き出したような格好で作業されていたため、頚部や胸部、骨盤の関節の可動性の低下や首や背中の筋肉に緊張が生じたという可能性が高いと考えました。
このため、筋肉の緊張の緩和や頚部と胸部、骨盤の関節に可動性をつける施術を行い、同時に姿勢改善のためのアドバイスを伝え、3回目の施術終了後には、ほとんど症状を感じなくなりました。
その後もストレッチなどのアドバイスを伝え、姿勢改善を行ないました。
(No.4)