頭・首・顎の症状
片頭痛と診断された頭痛(ストレートネック)
|30代|女性|ケアマネージャー|
20代前半から疲れたりすると頭痛が出やすかったが、5,6年前に「片頭痛」と診断されて、薬を処方されている。
頭が全体が重たくて、しめつけられる感じがするが、特に右半分と後頭部に生じる。年に数回吐く程ひどいときがある。
最近は、こめかみ付近の重い痛みが強くなっている。 ひどいと1週間毎日薬が欠かせなくなるが、良い時期は1週間くらい飲まなくても平気なときもある。
10年以上前から首の痛みもあり、目の奥まで痛くなる。 マッサージ、整体、カイロプラクティック、オステオパシーなど色々受けたが、そのとき良いくらいだった。
1ヶ月前に頭部CTと頸部CTを撮り、「脳には問題はない。首がまっすぐで人より脊柱管の形が違う」と説明を受けた。
姿勢検査から猫背で首がまっすぐ(ストレートネック)といった状態が見られました。首の動きの検査では、特に伸展(反らす)での痛みが強く出ました。
首の筋肉は全体に緊張しており、頭の付け根を押すと頭痛が再現されました。 神経学的検査や整形外科学的検査では、特に問題ありませんでした。
仕事で文字を書いたりPCしたりといった作業中の姿勢が悪く、首や肩に負担がかかりやすくなっていました。
そのため、首を中心に背骨全体にサブラクセーション(神経・関節の異常)や筋肉(特に首の付け根)の緊張が生じ神経が刺激されることで症状となっていると考えられました。
緊張している筋肉の緩和や神経が正常に働けるように首を中心に背骨の矯正を行いました。
4回目の問診時には頭痛が出なかったと報告をいただきました。その後再発し薬に頼る日もありましたが、それでも薬の量は減っており、8回目の施術後には頭痛は消失しました。
(No.53)