テレワーク(在宅勤務)による症状と解決策
2020年04月16日
国からの要請もあり、テレワーク(在宅ワーク、在宅勤務)をされている方も増えてきています。
3月からすでにテレワークをされていた方々から、肩こり、首のこりや痛み、頭痛、腕や手のしびれ、腰痛、背中の痛み、むくみなどの症状の訴えが増えてきています。
目次
一体なぜ?症状が増えてしまうのでしょうか?
今回は、会社と自宅での違いに注目して症状が増える要因を探ってみました。
会社と違う点はたくさんありますが、特に多かった意見は、①パソコンの設置位置、②パソコン自体の問題、③動く(歩く)ことが減ったの3つでした。
この3つに絞って、問題点と症状を出にくくするための解決方法をお伝えしたいと思います。
①パソコンの設置位置の問題点と解決方法
問題点
会社のようにデスクと椅子がある場合は良いのですが、自宅ではちゃぶ台のような低い机で地べたに座って作業されている方が多い印象です。
これでは、モニターが目より下にあるためにうつむく形で首や肩が引き伸ばされて、ひどい人は背中まで丸まり、首や肩こり、腰痛が生じやすくなります。
解決方法
目の高さにモニターがあるのがベストなので、以下の通り環境を整えましょう。
- モニターの下に安定感のある段ボールや本や雑誌やマンガ本などを重ねて、それらを台にしてモニターを高くする
- 正しいと思う姿勢をとり、顔を正面に向けた状態でモニターが目の高さにくるように調整
- キーボードやマウスはできるだけ体に近づける
②パソコン自体の問題点と解決方法
問題点
会社ではデスクトップ、自宅ではノートパソコンが多いようで、後者を利用されている方に症状が出やすい傾向がありました。
モニターが小さいために、文字や数字が見づらくて前のめりになる。また、上記のようにモニターを目の高さに合わせることが難しく背中が丸くなり、肩こりや頭痛が生じやすくなります。
解決方法
- 外付けのキーボードやモニターを新たに設置したり、TVに映すことができる人はぜひ活用していただき、上記①と同様の対策をします。
- 活用できない場合、上記①と同様にノートパソコンの下に本や雑誌などを台にして、高さを調整します。ただしノートパソコンより台になるものを大きく(広く)してください。
- ノートパソコンの手前に何重かに折ったタオルを置いてアームレストにします。そのタオルに腕の体重をすべて預けて肩の力を抜きます。
③動く(歩く)ことが減った問題点と解決方法
問題点
通勤での動き、社内での動き、ランチに出かける動き等の活動が減り、自宅ではほとんど動かずパソコンに向かって座っているようです。同じ態勢が続くと、筋肉が硬くなり、腰痛や肩こり、背中の痛み、足のむくみなど生じやすくなります。
解決方法
- 集中も大切ですが、長時間同じ態勢にならないよう、こまめに歩き(動き)ましょう。
- ラジオ体操やストレッチをしましょう。
- ウォーキングや散歩が良いのですが、情勢の制限によっては、ベランダや日当たりのある部屋で窓を開けて身体を動かしましょう。
- 座っているのがつらくなったら、立ち上がって動きたいというカラダからのサインです。そのまま集中力無く続けるよりも、一度リセットしてリフレッシュしたほうが仕事もはかどります。
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