50勝目を目前に足踏み状態となっていましたが、調子を取り戻してきているようですね。
まだ20歳の高梨選手の強さのヒミツを数日前に番組で拝見しました。
パワーがあるわけでもなく、ジャンプ力がそんなにあるわけでもないのですが、再現性が高いそうなのです!
覚えた動きを同じ動作で繰り返すのが得意だそうで、その能力がトップクラスの選手の中でもずば抜けているようです。
ジャンプ台など規格が同じでも、全く同じものが設置されているわけではありませんよね。屋外で行う競技なので、気象条件も異なる。
そんなコンディションや気象条件が変わる中で、毎回、同じ体勢(フォーム)や飛行曲線が描ける再現性が高いことが強さのヒミツとなっているようです。
以前、試合後のインタビューで吹雪を指摘されてたところ、「条件は皆同じなので、(負けに)関係ありません」と言っていたのを思い出しました。
この気象条件など環境を理由にしないところも強さのヒミツだと思います。
そして、その再現性が高い理由の一つに、背骨を中心とした軸がポイントのようです。
高梨選手は体幹が強いようですが、腹筋や背筋などといった筋肉で固定するというよりは、「軸がふれないか」ということにポイントをおいているそうです。
かまぼこ状の半円のポールの上でフォームをとったり、その上で仰向けになって、背骨を軸に手足を動かしてバランスをとっていくというレーニング法も紹介されていました。
(上・下画像:報道ステーションより)
背骨といえば、カイロプラクティックの得意とする分野です。
背骨は、真っすぐが良いと考えられがちですが、実はそれが当てはまらない人もいます。特にスポーツ選手にとって、それがパフォーマンスに影響してきます。
背骨の形だけでなく機能つまり働きも重要となるので、背骨の関節の動きだけでなく、そこに関連する神経の働きというものがとても大切になります。
どんな環境であっても、最高のパフォーマンスを発揮できるような仕上がりを目指して、施術やアドバイスを行っていきたいと改めて思いました。