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腰痛|広島

2015年04月23日

健康情報

 一生のうち8割以上の人が一度は感じると言われている腰痛。
国民生活基礎調査(厚生労働省)においても男性で第1位。女性でも肩こりについで第2位となるほど悩んでいる方がとても多い症状です。

腰痛とHANDS-ONカイロプラクティック施術 アクティベータ

腰痛の原因となっている問題をお話し(問診)や検査によって見つけ出し、そこを調整(アジャストメント)していきます。

具体的には、神経の働きを整え、筋肉や関節を正常に働ける環境をつくり、自然治癒力を発揮することができるようにしていきます。

また、精神的なストレスなどメンタルに問題が存在する場合には、話しを聞いたりイメージをしてもらうことによって、その状況を切り替える施術を行い正常化させていきます。

もちろん、最初に重篤な問題がないか病院へ紹介する問題は無いかを問診や検査でチェックします。
内臓や精神的な側面においても当院で対応できかねない場合は専門家に紹介いたします。
また、疑わしい場合には、当日の施術は行いませんのでご了承ください。

 

腰痛治療の考え方が変わる

2012年12月に日本整形外科学会と日本腰痛学会が『腰痛の発症や慢性化に心理的ストレスが関与する』や『画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占める』など 腰痛診療ガイドラインにまとめたことによって、メディアでも取り上げられ、腰痛とストレスの関係が日本でも認知されつつあります。

世界では、1990年代にEBM(科学的根拠に基づく医療)という概念が導入されると、腰痛も「生物学的損傷モデル」から「生物・心理・社会的モデル」へと変更されてきています。

簡単にいうと、従来は「ヘルニアがあるからこれが腰痛や坐骨神経痛、しびれの原因です。これを取れば治りますよ。」といった具合でしたが、「MRIでは軽いヘルニアがありますが、仕事のストレスが原因かもしれませんね。」といった具合に。

どうしてこのように概念が変更されていくかというと、いざヘルニアの手術すると、改善されないケースも多々あり、研究してみると、

『健康な人の76%に椎間板ヘルニアが、さらに85%に椎間板変性が存在すると分かり、 手術適応との差は、職業上の問題(仕事のストレス、集中度、満足度、失業)と心理社会的問題(不安、抑うつ、自制心、結婚生活)による(Boos N・Spine1995) 』

といった内容など、今まで常識として考えられていた治療が効果が無かったり、疑いも無く伝承されていたことが実際に研究してみると実は間違いだった(急性腰痛は安静に寝てなさい!→安静は回復を遅らせる!)と分かったりしたことが一つの理由に挙げられます。

 

腰痛の症状

「腰痛」とひとくちに言っても、症状は実にさまざまです。koshi3101

単純に痛いという人もいれば、ぎっくり腰のような急性のものは動けないほどの激痛になる人も。

重たい感じ、だるい感じなどは慢性的な腰痛の方に多くみられます。
また坐骨神経痛と言われる足の痛みやしびれなどを伴うこともあります。

いずれにしても、症状の表現は様々ですし、生活に支障のないレベルから起き上がれず生活に支障のなるレベルまであります。

 

腰痛の原因

あなたは何が原因だと思われますか?

疲れ?使いすぎた?運動不足で?骨がズレて?歳のせい?筋肉が硬くなって?

原因と語られるものの多くが、筋肉や骨(関節)などの筋骨格系による問題とされていますし、実際にそういった神経・筋骨格系が原因である腰痛が多いのも事実です。
しかし、腰痛はこれほど単純ではなく、実は、内蔵からの問題や精神的な問題など様々な原因となり得る因子が多く存在しています。

原因が特定できる腰痛は、全体の15%と言われおり、残り85%は原因不明というのが医学の見解です。

このように、人によって原因が異なるので、お話をきいたり(問診)、検査をすることによって分析し、施術に活かす必要があります。この時、精神的な側面(ストレスなど)に原因があるということ自体を認めたくない方もいらっしゃいます。

上記にあげたように医学界においても、腰痛の概念の変革がみられるようになっています。

つまり、画像診断(レントゲンやMRIなど)で目に見える骨や椎間板の変形など構造の変化だけに捉われるのではなく、その腰痛を訴えている人の置かれている立場や状況、ストレスなど、あらゆる要因を検討する必要があると同時に、そこに原因がある場合も多いということです。

今までの「ヘルニアが原因です」「ここの骨が変形が原因です」などと診断されて牽引やリハビリ、そのほか様々な治療法を試しても改善しなかった方も、心理・社会的因子の側面も考えることによって本当の原因が分かり、改善に向かう可能性が十分あります。

 

腰痛とカイロプラクティック

カイロプラクティックでは、神経の働きに注目しています。

神経の働きが悪くなることによって筋肉が緊張したり背骨など変位(ズレ)や動きの悪さが生じます。 こういった状態になると、本来体に備わっている自然治癒力(自分で治そうとする力)が低下し、腰痛などの症状が生じてくると考えています。

つまり、背骨のずれや筋肉のこりは、筋肉や筋膜自体の問題だけでなく、神経の働きが悪くなった結果生じたものであり、原因は神経の働きの悪さによる自然治癒力の低下という考えになります。

その神経の働きを乱すものには、日常や仕事での体の使い方、ストレス、考え方、体によくない食事など様々な要因があります。

 

腰痛と西洋医学

腰痛(腰痛症)は、病名ではなくしびれなどと同じように症状の一つです。

腰部椎間板(ようぶついかんばん)ヘルニア、変形性腰椎症、腰部椎間板(ようぶついかんばん)症、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、腰椎分離症、腰部分離・すべり症、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など数多くの病名があります。 その中の一つの症状として腰痛が存在する場合が多いということです。

これらは背骨に関する病態ですが、そのほか腎臓など内臓からの疾患、癌、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科疾患、精神科的疾患などあらゆる可能性も考えます。

治療は、主に薬物療法(NSAIDsなど鎮痛薬)や神経根ブロック、けん引や電気などのリハビリです。緊急性を要しない限りは、このような保存的治療を行い、改善がみられなけば、一生の付き合いか手術を行うことになります。

こういった治療で改善された方は良いのですが、改善されていない方諦めていませんか?ほかの方法を試しましたか?別な病院や鍼灸、接骨院そしてカイロプラクティックなどまだまだ試す方法は存在しています。

院長の写真

ブログ著者

HANDS-ONカイロプラクティック 院長
宮本哲治

広島市初となるWHO国際基準のカイロプラクティック院を2005年に設立。
一般の方だけでなく、プロスポーツ選手まで幅広く支持を受けている。
健康とスポーツ好きのWHO基準カイロプラクター。